一物五価とは?

query_builder 2024/01/09
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「一物五価」とは、土地の価格を5つの観点から導き出す方法です。
土地の価格は基本的に変わらないものとされており、さまざまな方法で示されます。
そこで今回は、一物五価について解説します。
▼一物五価とは
■公示地価
公示地価とは、土地鑑定委員会が地価公示法に基づき、毎年1月1日時点での土地の正確な価格を公表します。
土地ごとに条件が異なり、同じ土地は存在しないとされているため、鑑定では一部を標準値として定めて行われる方法です。
■地価調査
地価調査は、国土利用計画法に基づき、毎年7月1日時点の基準地で価格を鑑定します。
公示地価は国土交通省が調査しますが、地価調査は都道府県が行います。
地価調査も土地の評価を行い、公示地価と合わせて総合的な評価を得る際に利用されている方法です。
■路線価
路線価は国税庁が、毎年1月1日時点での評価を行います。
相続税や贈与税の算出をする際に行われ、その土地にかけられる税金を計算する基準となります。
路線価方式や倍率方式が用いられ、相続税における土地の評価に影響する方法です。
■固定資産税路線価
固定資産税路線価は、固定資産税や都市計画税・不動産取得税などの計算に用いられます。
3年に1度の頻度で評価が行われ、鑑定するのは前年の1月1日時点の固定資産税路線価です。
■実勢価格
実勢価格とは不動産の取引のなかで、実際に売買をして確定した価格の事です。
時価とも呼ばれており、買い手と売り手の取引が確定すれば、その価格が実勢価格となります。
▼まとめ
一物五価格とは、一つの土地に対して価格を示すものが五つあることを指します。
公示地価・地価調査・路線価・固定資産税路線価・実勢価格などの方法で算出されるでしょう。
各務原市の『大志不動産株式会社』では、不動産売却に関するお悩みをお伺いしております。
仲介はもちろんのこと、任意売却や相続についても対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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